ドロップシッピング事業者の見分け方

- 「在庫を抱えず高収入」と勧誘 ネット出店 トラブル続出 -

ショッキングな見出しが躍ったのは、2009年10月7日の日本経済新聞でした。
「ドロップシッピング」をめぐるトラブルが年々増えているのだとか・・。

実際に紹介されていた事例では、「3か月で元が取れる」といった売り文句で、ホームページ開設費などとして、130万円(!)を受取、実際は1500円の利益しかなく、その後連絡が取れなくなったというケースも。

ネットショップオーナーのお手伝い役であるはずの、ドロップシッピング事業者が、ネットショップオーナーを喰い物にしている、という何ともやるせない事例ですね。
その他にも同様の事例を見聞きしたこともあり、一事業者としても苦々しい思いで一杯です。

もちろん真っ当にサービスを提供している事業者が大多数の中で、一部のこうした心ない事業者の存在で、業界全体のイメージが悪化してしまうわけですから・・。

ネットショップ運営という素晴らしい世界に足を踏み入れようという皆様に対し、冷や水を浴びせかけるようなことは決してあってはならないと思うのです。

こうした事態に際し、「我々として、何かできることがないか」、と考え、我々がこれまでに蓄積してきた情報の中から、『ドロップシッピング事業者の見分け方』をお伝えさせていただきたいと思い、筆をしたためております。

ぜひご判断の一助としていただけましたら幸いです。



(チェック1)本当に必要?初期設定費用

「ホームページ開設費用」や、「データベース設定費用」などの名目で、高額の初期費用が設定されていませんか?

もちろん会員様のショッピングサイトの構築を個別にするというようなケースは実質のコストが発生していますから、「初期費用=怪しい」、とは言い切れません。

実際に、会員様の質を保ち、本気の方だけをターゲットにしたいとあえて初期費用や月額費用を設定されていらっしゃるような素晴らしいドロップシッピング事業者様の存在も知っています。

ただ、商品20点程度のドロップシッピング用ショッピングサイトの構築に50万円というような費用設定は、あきらかに高すぎるでしょう。

受託開発型のシステム構築ならいざ知らず、実際は基本となるシステムを流用しているはずですので、コストはもっと安くなるはずです。

そこの会員となっているホームページを調べることが出来るのであれば、商品販売ページのデザインや、ショッピングカートの仕様が似通っていないかを見ることによって、テンプレートサイトであるかどうかはおおよそ判別できると思いますので、費用が妥当か一度チェックしてみては?

また、「商品の登録費用」という名目も要注意です。商品を売っていただく側の供給サイドが、商品を販売していただくのに、お金をいただく、というのは本来合理性に欠ける費用です。

ただし、本当にパワーのある商品を販路を制限することによって、価値を保全し、その提供にお金をいただく、といった形や、あくまでサプライヤーとの仲介に徹し、商品代金としてではなく、データ提供料として収益を立てているという形態も考えられなくはありませんので、費用の根拠を確認してみるとよいでしょう。



(チェック2)チェックしよう!掲示板

ドロップシッピングを活用している、または興味のある方々というのは、ネットに強い方が多いです。

ですので、Yahoo!知恵袋(http://chiebukuro.yahoo.co.jp/)や、2ch(http://www.2ch.net/)といったコミュニティサイトで、論議されている事も多いようです。

ただ、本来メシの種となる良い仕入先というのはあまり人には教えたくないもの・・・。

逆にサービス体系に問題がある事業者ほど、コミュニティで意見を借りたり、論議の対象になったりしている事が多いように感じます。

ですので、事業者ホームページだけの判断ではなく、事前にこうしたところでチェックをしておくというのも有効な自衛手段です。

ただ、残念なことに一部のコミュニティでは、いわゆるサクラによって都合の悪い意見が少数派に見えるような工作がされている事もあるようです。

こうしたインターネットの特性もふまえつつ、少しでも気になる意見があれば、慎重に判断されることをおすすめします。



(チェック3)利益のあがる事業者の見極め方!

(初歩)
  • ブログ
  • 小型ネットショップ
(中級)
  • オークションサイト
  • モール出店
(上級)中型・大型ネットショップ

契約内容も十分確認したし、評判も十分調べたドロップシッピング事業者自体はしっかりしていそうなんだけどただ、実際に商売になるかどうかは運否天賦・・・というのでは、中々一歩を踏み出しにくいですよね。あくまで商売をするのが目的な訳ですから。

そんな時に目安となるのが、ズバリ市場調査です。

インターネットの世界は広しといえど、販売の形態自体は今やある程度収束されています。

ざっくりとしたインターネット販売の手法です。



ここで、上位に位置する箇所で、その事業者が提供する商品が扱われている件数が多いほど、商売になりやすい、といった見方ができるのではないでしょうか。

なぜなら上位に行けばいくほど、販売コストがかかったり、高度な販売施策が必要であったり、真剣に商売を成り立たせなければならないからです。

ただ、注意したいのはここでいう「商売ができる」というのは、その商品が人気かどうかだけでなく、提供価格や、供給量などの要素も含まれてきますので、「人気のソニーのデジカメが提供されているから商売ができそうだ」とはならないわけです。
あくまで、その事業者からの供給で販売されているというのが重要です。

その事業者しか販売していない商材や、その事業者からの提供データである事が判別できる商品を、楽天市場や、Yahoo!ショッピングといったモールで検索し、どのくらい取扱されているかを見るのは、非常に有用な手段となります。

さらに、モールで、そこの事業者からの提案商材だけで作られているお店があれば、真剣に商売が出来るだけの商品供給を継続的かつ安定的に行っている、という推測を立てることができます。



(チェック4)ドロップシッピングの基本「Win Win」

ご存知の方も多いと思いますが、WinWinとは双方の勝利、つまり自分も勝って、相手も勝つという理想形です。

ご利用会員様とドロップシッピング事業者との関係は、WinWin以外にはありえないというのが我々の持論です。

ネットショップ運営というのは、きれいなサイトを作ってはい、終わりという物では当然なく、そこから商品の販売活動が始まるわけです。

ですので、ドロップシッピング事業者が真剣に取り組むならば、会員様の売上を構築できるだけの商品の継続的供給が当然必要となるのです。

つまり、会員様が売れなければ、この事業は成り立たず、会員様が儲かって初めて、事業が成り立つという形態でなくてはならないのです。

「うちは初期費用だけで、商品供給にはお金をいただきません」なんて売り文句には注意してください。

初期費用を償却した後に、継続的関係が成り立つわけがないのですから・・。

ざっくりとした内容ですが、以上が我々なりに考えた注意点となります。




長文にお付き合いいただき有難うございました!


今利用を検討中のドロップシッピング事業者がある場合、もしくはいくつかの候補から決めかねている場合、検討の一助となるようでしたらとても嬉しく思います。

会員様が儲けてからドロップシッピング事業者にも利益が出る」という形がこのビジネスの原則であり、その形を実現するには「個々の商品の会員様への卸売り」こそが我々の収益源であるべき、というのが、「未来問屋」という名前に含まれた”問屋”の意味であり、一貫してドロップシッピングに取り組んできた我々の矜持でもあるのです。

最後に手前味噌になりましたが、素晴らしいドロップシッピングビジネスでの皆様のご活躍をお祈りしております。

今後ますます発展するであろうネットショップ市場を、ともに盛り立てていければという一心で、我々も事業に取り組んでまいりたいと思います!